試合開始1

2005年1月15日
女子一番の安西瑠璃が出て行ってから二分後に男子一番の天野龍也が出て行った。二分ずつ次々に出て行く奴らをみると気の弱い野村和義(男子十二番)等はないて教室(この表現はおかしいかもしれないが)から泣いて出て行った。逆に以外にも泣かずに生き残ってやるという意識が見えたのは安藤零次・七波翼だった。出席番号順に出て行ってるのに何故か俺だけ最後に呼ばれた。「次最後だな。男子八番高岡敏之君。ディバッグをもって二分以内にここを出なさい。いいですね?」「ハイ。ワカリマシタ。」もちろん俺自身も生き残る気満々だ。しかし全員殺して生き残るのではない。なんとか仲のいい奴らだけでも一緒にこの島を脱出しようと考えていた。確実にこのプログラムに乗りそうな奴がこのクラスには一人いるのだから・・・。そう考えてるうちに外にでた。「とにかく、仲間を集めなきゃな。できれば有野とかがいいんだけどな」とそう呟いたときに横からザッと音がした。ふとその方向を見た瞬間に何かが俺の顔に向けて刃物のようなものが一直線に振り下ろされた。(敏之はテコンドーをしているので運動能力は学年で一、二を争うほどだ。)とっさにディバッグで防御したがディバッグは裂けてしまったため次の攻撃は防御できない。どうしようと思ってたところに、俺のディバッグからなにやら小太刀みたいなのが出てきたのでとっさにそれで相手を刺した・・・。
刃物の抜くと相手がドサッと倒れた。一体誰なんだ?と思い顔を見るとそれは親友の有野健だった。なんと言う事だ。俺は親友を殺してしまった。敏之は罪悪感を覚えたが友達まで信用できないようになっているのか。このプログラムって奴は。と思った。しかし敏之の長所は切り替えが早いと言う所なので(短所でもあるが)仕方がない生き残るためだったんだ。と言い聞かした。そして、有野の支給武器(日本刀)と有野がいつも大事にしていたネックレスを取った。
その頃、島の北東部では、安藤零次のグループが集まっていた。「零次。どうするよ。このプログラムって奴に乗るのか?」と柴田瞬(男子七番)「そうだ零次。俺たちはお前についていくぞ。」と金魚の糞みたいに言うのが玉田晴久(男子九番)だ。「お前らホントに俺についてくるんだな?」と安藤が聞いた。「当たり気じゃん。な?お前ら。」と藤原一輝(男子十番)「そうか。じゃ俺のために死ね。」「ちょ、ちょっと待てよ。何でだ?何で俺達お前に殺されなきゃならねえんだよ。」と槙原隆(男子十三番)「何故かって?それを教える義務があるのか?」「俺達あんなに仲良かったじゃねえかよ」と玉田は言った。「なんだそうゆう風に思ってたのか。お前ら。俺がなんでお前達と仲良くしなきゃいけねえんだよ。説明めんどくなってきたからもう死ねお前ら。」
と言いながら安藤は支給武器のイングラムM9mmを乱射した。
柴田・玉田・藤原・槙原は反撃する間もなく死んだ・・・。クラスで一番仲がいいグループはこうしてあっさりとなくなってしまった。「う〜ん。いいねこの感触。やっぱ銃はこうじゃないとな。さてこいつらの支給武器を集めなきゃな。」そう言って安藤は、柴田達の武器を集め始めた。

有野健 死亡
柴田瞬 死亡
玉田晴久 死亡
藤原一輝 死亡
槙原隆 死亡

【残り25人】

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拓

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