序盤4

2005年1月15日 オリバト
武器のチェックを入念に行っている七波を横に俊之は暇そうにあくびをしていた。
「あくびしてる暇があったら武器の手入れをしとけ。特にお前の武器は刀なんだから入念にやっとかないと戦闘の最中に折れるぞ。」と七波は俊之に言った。「うっ・・・・それは困る。」そういって俊之は刀の手入れをし始めた。「お前さっき武器は銃だけじゃないっつってたよな。他の武器はなんなんだ?」「他の武器?あぁ〜それならここだ。」そういって七波は自分の頭を指指した。「お前俺より賢くなかっただろ。確か。」「そういうことじゃなくて・・・まぁいずれ分かるさ。」「いずれってなんか不安になるなぁ〜。」
「まぁ俺を信用してくれればええわ。」そう七波は笑いながら言った。「でも注意はしとけよ。」と七波は付け足した。「いつ敵がきてもおかしくない状況やからな。特に診療所とか色んな物がおいてあるところはな。」と言った。「それならここから移動すればいいじゃないか。」「それはアカン。かえって動くほうが危険や。」「んじゃどうすればいいんだよ。」「とりあえず賭けに出るしかないな。敵がこんかったらこんかったでラッキーですむし、来たら相手が気づく前にこっちから仕掛けるしかないな。」「賭けしかねえのか。」「まぁもう少し待て明け方になったらここを出るぞ。」「そっちのほうがヤバクないのか?」「大丈夫だ。こっちのほうがかえってばれにくい。やる気になってる奴はこの時間のほうが油断してるしな。」「なんかヤケにお前このクソゲームについて詳しくないか?」「ん、まぁ俺の兄貴がなこのクソゲームの優勝者なんだよ。それでな。色々と聞いたわけだ。」「そうか。悪いこと聞いたな。」「いやええで。兄貴から聞いたおかげで生き残る確立が高くなったんやからな。」「んで今その兄貴はどうなったんだ?」「死んだ。このクソゲームとは違うプログラムでな。当て馬にされたんや。ありえんと思うやろ。でも実際にあってな。まぁ俺にとって別にどうでもええ兄貴やったけどな。」そう七波は少し笑いながら言った。「どうでもいい兄貴って・・・おい。」「まぁ気にすんな。俺の気分やからな。」そう言って七波はまた少し笑った。

「腹の血とまんねえな。」そう龍也は言った。「タオル貸してくれ。止血する。」そう雄希はいった。「OK。」そう言いながらタオルを渡した。「よし。これでちっとま何とかなるな。つっても応急処置だからな。」「向かうところは決まったな。診療所に行こう。」「そんな暇ねえぞ。」「暇がなかってもいく。俺はお前に死なれては困る。」そう言って龍也は雄希の荷物を立ち上がった。「おい!行くって決まってねぇぞ!」「俺が決めた。以上!」そう言って達也の手を引っ張った。「ちょ、ちょっと待て。今動いたら死ぬ確立が高いぞ。」「今動かなきゃお前が死ぬ。」そう言って龍也は雄希の手を引っ張りながら歩き始めた。

「遥子〜そろそろ見張り交代しよっかぁ〜。」と智子が言った。「そうね。そろそろ交代してもらおうかしら。」そう言って遥子は灯台の中に入っていった。
(チャンス。)そう思ったレナはすぐさま行動を開始した。灯台の入り口付近まで来ると見張りを交代して出てきた智子が出てきた。
(ヤバ!思ったより交代する時間が早い)そう思ったレナは急いで灯台の下まで走った。灯台の入り口まで来たレナはここからどうしようか考えていた。(このままじゃいつばれるか分からないし、他の奴から見たら格好の的ね。)そう思ったレナは探知機で周りを確認した後に一気にドアを開いた。バン!!と大きな音がしたが森たちは違う部屋で大騒ぎしているのか全然気づいた様子はしなかった。(ラッキー。誰も気づいてないようね。)そう思いながらレナは探知機を確認しながらゆっくりと移動し始めた。森たちがいる部屋の近くにきたころ急に森たちがいる部屋のドアが開いた。しめたと思ったレナはS&Wをかまえて中から誰か出てくるのを待った。すると中から大田遥子が出たきたので狙いをさだめ遥子を撃った。レナがいることに気づいたのか遥子はすばやく身をかがめ弾丸をよけた。「何!!今の音!」そう言って中から加藤あみが出てきた。(チッ!厄介ね)そう思いながらレナは遥子に向かってもう一度発砲した。「キャー」と大きな声を上げたあみの声を聞いて森久美子・武島亜佐美が出てきた。上のほうから瀬川智子が降りてきた。「何があったの?!」そう言いながら出てきた森は遥子の姿を見てびっくりした。レナはその隙を見逃さなかった。森にS&Wを向けて発砲した。弾丸は森に当たり森の頭半分が吹っ飛んだ。「あんた何してんのよ〜。」そう言って智子がマシンガンを乱射してきた。レナはとっさに物陰に身を隠しながら武島亜佐美の腹部を狙って撃った。武島亜佐美の腹部はぽっかり穴が開き内臓が出てきた。レナは物陰に身を隠しながらマシンガンの弾切れを待った。すぐに智子を殺すチャンスがやってきた。(馬鹿ね。マシンガンの弱点は弾切れなのよ。)そう思いながらレナは智子を撃った。智子は顔半分が吹っ飛んだ。そして最後にあみを撃った。レナは探知機を見た。(この灯台にはもう誰もいないようね)そう思いながら灯台にある武器を集めた。(軍用ナイフ・手榴弾・マシンガン・特殊警棒にコルト・ハイウエイパトロールマン。なかなかのものね。)そう思いながらレナは灯台をあとにした。

大田遥子 死亡
加藤あみ 死亡
瀬川智子 死亡
武島亜佐美 死亡
森久美子 死亡

【残り16人】

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拓

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